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7)不眠/睡眠障害
(7)不眠、不眠症
番号 | 年 | 対象疾患 | 著者 | タイトル | 日本語タイトル | 推奨度 | 有用性 C:コントロール | 有害事象 | 医療経済性 | ドロップアウト | 特記事項 |
1 | 2012 | 閉経後女性の不眠 | Afonso RF | Yoga decreases insomnia in postmenopausal women: A randomized clinical trial. Menopause 2012;19:186-193. | ヨーガは閉経後女性の不眠を軽減する:RCT | 不眠症の閉経後女性の不眠と更年期症状を改善するためにヨーガを(1)勧める。 | 1回1時間、週に2回、4ヶ月のヨーガプログラム。不眠症(DSM-IV)患者。介入後、ヨーガ群はC群よりも不眠、更年期症状、生活の質が改善した。 | (言及なし) | (言及なし) | なし。 | 介入期間後の効果は、ヨーガ群とストレッチ群とでは差がなく、両者とも有効。自覚症状は改善しても、ポリソムノグラフ所見は群間、群内で違いはなかった。 |
2 | 2005 | 高齢者の不眠 | Manjunath NK | Influence of Yoga & Ayurveda on self-rated sleep in a geriatric population.Indian Journal of Medical Research(2005), Vol.121, pp.683-690. | 高齢住民におけるヨーガとアユルヴェーダが睡眠(自己評価)に対する影響 | 高齢者の睡眠を改善するためにヨーガを(1)勧める。 | 1日1時間、週に6日、12週のヨーガプログラムは、介入前に比べて、入眠潜時を短くし、総睡眠時間を増やし、朝の休めた感覚を増加させた。アユルヴェーダ群とC(待機)群では、このような効果はなかった。 | (言及なし) | (言及なし) | 23名中5名(22%)。 | 参加者(インド)の主観的な評価は、マントラを詠唱することがプログラムの中で最も楽しい部分であった。身体面に加えて信仰・哲学の要素を含んだヨーガの統合的なアプローチが有効である1)。 |
3 | 2004 | リンパ腫患者の不眠 | Cohen, L. | Psychological Adjustment and Sleep Quality in a Randomized Trial of the Effects of a Tibetan Yoga Intervention in Patients with Lymphoma. 2004 Cancer 100, 2253-2260 | リンパ腫患者のチベットヨーガのRCT介入における心理的適応と睡眠の質 | リンパ腫患者に対してチベットヨーガプログラムを(2)条件付きで勧める。 | 毎週1回、7週のプログラム。チベットヨーガはC群に比べ、リンパ腫患者の睡眠に対して有効であるが、心理的適応、不安、抑うつ、疲労に関しては差がなかった。 | なし | ヨーガ群で睡眠薬の使用頻度減った。 | 20名中1名(5%) | 心理的適応、不安、抑うつ、疲労に関しては両群で差がなかった。 |